イギリスの有力新聞ガーディアンは最近号で「世界都市の未来が知りたいなら韓国をみろ」という特集記事を出してます。本文では
An urbanist’s tour of South Korea: a glimpse into the future of world cities
Day one: Welcome to South Korea week, as regular Guardian Cities correspondent Colin Marshall goes under the skin of this most extraordinary country for a series of daily despatches<ガーディアンから>
若干ピントはずれますが、韓国には実際未来都市を標榜する都市があります。その名はハングルを発明した世宗大王に並んで世宗市。<ハングルは美味しい!参照>世宗市は「世宗特別自治市」のことで大韓民国中部に位置する特別自治市です。韓国の中央官庁が集積するニュータウンとして「行政中心複合都市」とも呼ばれています。
簡単に言うと韓国全体からして国家の機能や人、金、権力などなど何もかもがソウルに集中し過ぎていることを恐れそれを分散するために造り上げたニュータウンという事です。キャピタル自体を中央部に移すのが元々の計画だったんですが多くの反対、憲法に反するという判決など首都移転がそんなに簡単にできる事ではないという事だけははっきりと証明した事例になりました。次善策として政府機関の一部、大学の一部、研究所の一部が移す事になったようですが、さあどうなっていくのか。
さてと、その世宗市なんですが、私が住んでいる大田<私は大田で暮らしています参照>とは20kmしか離れていません。ソウルにある研究所とのやり取りが多く、毎回ソウルまで行かなくてはならなかったのが最近はこの世宗市に移した研究所が増えつつ、私としてはずいぶん楽になりました。韓国の未来都市世宗市は今も現在進行中で行く度に少しずつ進化しているのを見る楽しみがあります。
大田から世宗市に向かいます。往復道路の真ん中に妙な設置物が見えます。自転車道路だそうです。表面は太陽光発電になっていて中側はトンネルになっています。雨が降っても自転車で走れるというコンセプトだそうですが、往復8次線道路の真ん中を走る気にはなりませんね。
地面に見える青い破線がバス専用道路です。信号機にもバス専用の青信号がみえます。ちょっと変わった信号機でかわいいです。世宗市限定のデザインなんでしょうか。
世宗市のシンボルとも言える橋を渡ります。サメが口を広げた様な形をしていて、「ゾス口」というニックネームで呼ばれています。
もうすぐ食われそうです。ウェルカム・トゥ・セゾンシ!
橋を渡ると世宗市中央官庁が目の前に現れます。未来都市ってこんなもんか!
今日は別の仕事で来ていてあまりいい写真は撮れてません。こんな風にすべての官庁が龍の形をして繋がっています。実際には協業にはあまり向いてなくて、動線が長すぎて困ってるという事も聞きました。もしかして健康を考えた未来のデザインなのか?
<韓国未来都市世宗市の子供図書館がなかなか良かった>に続きます。
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