今日ソウルまで乗っていくのはITXセマウル号です。
セマウル号は韓国鉄道公社の列車。「セマウル」とは「新しい村」の意。朴正煕政権下のセマウル運動にちなむ、<http://ja.wikipedia.org/wiki/セマウル号>セマウル号は新幹線並びのKTXが導入される前には最高級の列車でしだ。 KTXに比べると運行速度が遅いのはもちろん、KTXの影響で停車駅も増え、今はソウルー大田でKTXが50分掛かるのに比べると2時間以上、2倍掛かります。しかし、元々長い間最高級列車だった背景もあり、全客車が日本のJR特急のグリーン車並びで新しいKTXに比べても席は広くなっています。ゆっくり快適に旅が出来るというもう一つの選択肢として悪くはありません。
セマウル号の話を長くしましたが、実は今日乗るのはITX-セマウル号です。古くなったセマウル号は2018年には完全に亡くなる予定であって、それを大体するのがITXセマウル号になります。ただ、言葉通り大体するのでありその延長線にあると見るのは韓国鉄道公社の方針上にも、法律上にも無理があります。残るのは名前だけというか。
いよいよITX-セマウル号の登場です。実はこの写真、列車が入る直前向こう側にある馴染まない標識をみつけそれを撮ろうとした物なんですが。ITX-セマウル号の鼻がちょこっと映ってます。
あわててももう遅いです。もうこんな横面しか撮れませんでした。黒と赤が力強い感じです。
本来ならITX-セマウル号は180km/h級の準高速になるはずでした。検討の上実際には150km/hになってます。面白いのは韓国鉄道公社の基準だと180km/hは「準高速」150km/hは「急行」となり、150km/hのITX-セマウル号は他のITXシリーズとは異なり「急行」料金、つまり健在のセマウル号と同じ料金体系になってるという事です。まさにITXとセマウルの合体みたいな存在です。座席は既存のセマウル号に似ているけど少し狭い様です。当時話題だったレッグレストは最終的には採択されなかったですが、そんな事はどうでも良くて全体的には既存韓国列車の歴史と成長をまとめているような造りになっているとも言えるでしょう。
座席に座りケータイを見ると無料のWi-Fiが。ただ、設定を変えてもつながるのみで使えないです。天気もいいのにこれは困ります。
座席は広くて快適。手すりなのか、変わった形をした突起がついてますね。LED照明も気に入りました。
物置や棚、机も良く工夫してるのが見えます。一つ不満を言うと、コンセントが見あたりませんね。成田空港で私が成田エキスプレスよりスカイライナーを選ぶ第一の理由だと言うのに。
あっという間に2時間。
もうソウルです。ソウルはスモークなのか、空はまあこんな感じ。ハン江を渡る所です。
「ソウルに行ってきます」につづきます。
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